さて、素晴らしいブース・デザインができました。あなたの会社のコーポレート・アイデンティティーを示す、大部分をグラフィック部分に頼るブース・デザインです。さあ、今度はこれらのグラフィック・データを製作に使用できるようにしなければなりません。これらのグラフィック・データを作成するのはとても時間とコストがかかりますが、もしもこれらのデータをすぐにプリントできるようなフォーマットで保存すれば、時間もコストも大幅に節約できます。
一般に、グラフィック・データにはピクセル・グラフィックスとベクター・グラフィックスという2種類があります。
違いは、これらの画像内容を作成、保存するときの方法です。
ピクセル・グラフィックスにはピクセルが含まれており、その解像度はピクセルで、つまりインチあたりのドット数 (dpi) で数えます。くっきりしたシャープな解像度でグラフィックを見せる場合のディスプレイ・グラフィックスの標準は、100dpiです。製品カタログに300dpi でサイズが50x50mm の写真がある場合は、これらのデータを使って、100dpiで150x150mmまで十分に「引き伸ばす」ことができます。おそらく製品パネルにも十分ですが、この画像をもっと大きな、たとえば1000x1000mm または 1x1メートルのサイズまで拡大するには、ソース・ファイルは2000dpiで50x50mmあるいは300dpiで333x333mmでなければなりません。さらに大きな2x2メートルのグラフィックスにするには、ソース・ファイルは4000dpiで50x50mmあるいは300dpiで666x666mmでなければなりません。画像をデジタル化(スキャン)するときは、グラフィックスの最終的なサイズを念頭において、それに応じて解像度を計算してください。スキャニングを外注する場合は、希望の最終サイズと解像度に注意してください。
ベクター・グラフィックスには、画像がベクター・データ、つまり基本的にエリアとラインとして保存されており、これらは長さ、カラー、ストロークの強さで定義されます。これらのデータは縮小拡大が非常に簡単なので、解像度の心配はありません。もしもグラフィックスにテキストが含まれていたら、フォントを「アウトラインする」または「ベクター化する」、つまりテキストもベクター・データに変換する必要があります。アウトラインされたテキストは、どのコンピューターからも印刷できます。たとえ、そのコンピューターに使用されたフォントがすべてインストールされていなくても問題ありません。
カラー:このデータは、CMYKカラー・スペースで保存されている必要があります。カラーをできるだけオリジナルに近づけるために、必ずカラー・プリントのサンプルをデータに添えて提出してください。
データ・フォーマット:アドビ社のフォトショップ(Adobe Photoshop)とイラストレーター(Illustrator)は、ピクセルおよびベクター・グラフィックスを作成するすぐれたアプリケーションです。したがって、ファイルの末尾が .psd または .ai で保存されたデータなら確実です。より一般的なフォーマットは .eps で、これも完璧に機能します。ピクセルのみのデータについては、.tif または .pict でもjpg 圧縮セットを使って最高の品質で保存できます。
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